新型コロナウイルス感染症流行下における オンライン診療のご導入に関するご案内
2021/8/16
臨時的な診療報酬の取扱い等の事務連絡が発出されました
2021年8月16日事務連絡の概要
1新型コロナウイルス感染症に係る診断をおこなう場合に、本事務連絡が適用される
自宅・宿泊療養を行っている者」に対して、電話や情報通信機器を用いた診療を行うと下記の診療報酬点数を併算することができる。
2診療報酬が暫定的に引き上げられ、「二類感染症患者入院診療加算」が算定できる
初診料、再診料に加えて、「二類感染症患者入院診療加算:250点」が併算可能になる。新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱いについて(その54)の発出日(2021年8月16日)以降に適用される。
3当該患者に対して、1日につき1回算定することができる
事務連絡の詳細については、厚労省ホームページにてご確認いただけます。
オンライン診療とは
オンライン診療とは、PCやタブレットを利用して、予約〜診察・処方〜決済までをインターネット上で行う診療のことを指します。従来より院内感染対策や患者の来院負担軽減のために活用されていました。オンライン診療を保険診療で行うためにはいくつかの条件がありますが、今回の事務連絡により、一部緩和がされています。
例えばこんな事でお困りの方に対応できます。
定期的に通院されている方
元々通院していたが、通院控えをしている慢性疾患などの方
通院歴がなく、初診となる方
初めて連絡してきた通院歴のない方、または発熱等でいつもと違う疾患で連絡してきた方
発熱外来の受診を希望されている方
発熱等の症状があり、直接通院する前にご相談をしたい方
新型コロナウイルスの診断を受け、自宅療養中の方
自院の患者で、新型コロナウイルスの診断を受け、自宅で療養中にフォローアップが必要な場合
ユーザーガイドより抜粋
本ユーザーガイドは、新型コロナウィルス感染症流行下においても適切な形で弊社オンライン診療サービス「クロン(curon)] (以下、クロンと記載。)でのオンライン診療が実施される様、厚生労働省が令和2年4月10日に発出した事務連絡「新型コロナウィルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取り扱いについて」を前提として、すでにオンライン診療を活用されてきた現場の臨床医の知見や海外ガイドラインを参考に、初診で留意するべきポイントをクロンユーザー向けにまとめたものになります。 ※また、今後の状況に応じ、本ユーザーガイドは更新されます
2021/8/16の事務連絡に基づく診療報酬イメージ
時限的緩和措置 初診算定イメージ(対象疾患 : 新型コロナウイルス)
項目 対面診療 時限的緩和措置(2021年8月16日以前) 時限的緩和措置(2021年8月16日以後)
初診料 288点 214点 214点
処方せん料 68点 68点 68点
外来管理加算 -- -- --
院内トリアージ実施料 300点 -- --
二類感染症患者入院診療加算 -- -- 250点
情報通信機器の運用に係る実費 -- 500円 500円
クリニックの収益 6,560円 3,320円 5,820円
※保険外併用療養費。徴収するには、あらかじめ患者さまへ通知・同意取得が必要
時限的緩和措置 再診算定イメージ(対象疾患 : 新型コロナウイルス)
項目 対面診療 時限的緩和措置(2021年8月16日以前) 時限的緩和措置(2021年8月16日以後)
再診料 73点 73点 73点
処方せん料 68点 68点 68点
外来管理加算 52点 -- --
院内トリアージ実施料 300点 -- --
二類感染症患者入院診療加算 -- -- 250点
情報通信機器の運用に係る実費 -- 500円 500円
クリニックの収益 4,930円 1,910円 4,410円
※保険外併用療養費。徴収するには、あらかじめ患者さまへ通知・同意取得が必要
オンライン診療の時限的規制緩和に関する概要について
通常の規制内容 時限的緩和措置
初診対面 必要 不要
※本来は対面であることが望ましい
※オンライン診療後、対面診療が必要となるケースもある
診療実施計画書 必要 オンライン診療料を取る場合は必要。ただし、電話等再診料を取る場合は不要
3ヶ月の受診歴 必要 不要
疾患の限定 あり なし
※ただし向き不向きがあることに留意すること
全診療における
オンライン診療の割合
1割以下とすること 割合の制限はなし
処方可能日数 原則1ヶ月処方 過去の診療情報等参考情報が無い場合は、7日まで
感染症流行下での、オンライン診療の活用事例
時限的緩和措置によって、活用できるケースが拡大したことにより、より患者さんの安心や利便性向上を目的とした活用例が増えています。
事例1
小児科 発熱症状のあるお子さん
活用方法
発熱症状のあるお子さんについては、まずはオンライン診療で問診と診察を行なった上で、必要な患者については来院やPCR検査の勧めなどを行う。
オンライン診療のメリット
対面診療の前に、トリアージができるのがメリット。風邪薬の処方が多いので、まず処方ができると親も安心するし、症状悪化が懸念される危ない患者は受診するように判断できる。電話と異なり視覚情報が得られるため、診察もスムーズ。
事例2
内科 新型コロナウイルス感染症で自宅療養中
活用方法
発熱症状でクリニックを受診したところ、検査の結果、新型コロナウイルス感染症と診断され、自宅療養となった患者。自宅での症状の変化のモニタリングをオンラインで実施。
オンライン診療のメリット
行政機関の窓口の逼迫度に影響を受けず、患者が安心してかかりつけ医の診療を受けながら自宅療養ができる。かかりつけ医が素早く症状の変化を把握し、他の医療機関と連携できる。
担当者より土日祝日を除く3~5営業日以内に折り返しご連絡させていただきます。
混雑状況によってご返信が遅くなる場合がございますのでご了承ください。
オンライン診療curon(クロン)の患者向けのサポート
感染症の相談や、発熱外来の対応を受け付けている医療機関を一覧で確認し、予約することができます。
医療機関様へ
メニュー設定のお願い
新型コロナウイルスに関する相談や、発熱外来を受け付けている医療機関様は クロンマイページの「予約設定」より 診察メニューのご登録をお願いいたします。対応医療機関一覧に順次掲載させていただきます。
運用開始までの流れ
3STEPで導入可能です。
STEP1
オンライン診療を知る、
クロンの基本設定を行う
診療報酬など制度のご案内と、システム設定を行います。(最短で2時間程度)
STEP2
クロンの使い方を知る、
診察の流れをイメージする
操作方法のご案内と、オンライン診療の流れをおさらいします。(最短で1時間程度)
STEP3
患者への案内開始
ホームページやチラシなどで告知を行い、使用を開始します。
オンライン診療の流れ 「予約」から「お薬の配送」までをトータルサポート
ホームページや電話などで患者にご案内していただきます。
患者側で問診回答・予約が行われます。
予約の時間になったら、ビデオ通話のルームに入って診察を開始します。
診察後、処方薬の決定と料金(患者負担額)の決済を行います。
決済確認後、処方箋、または医薬品をご準備いただきます。
院外処方でのお薬のお届けの流れ 薬局への処方箋連携もスムーズに
診察中に処方箋をFAX送信する薬局を患者と確認します。
決済画面で処方箋をアップロードし、決済を終えます。
※タブレットで写真撮影すると簡単にアップロードできます
処方箋FAXが薬局に届き、薬剤師が調剤と服薬指導を行います。
薬が患者に届きます。
クロン 導入医療機関
全国 6,000* を超える医療機関の導入実績で安心
*2022年9月時点
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