2021/8/16の事務連絡に基づく診療報酬イメージ
時限的緩和措置 初診算定イメージ(対象疾患 : 新型コロナウイルス)
項目 |
対面診療 |
時限的緩和措置(2021年8月16日以前) |
時限的緩和措置(2021年8月16日以後) |
初診料 |
288点 |
214点 |
214点 |
処方せん料 |
68点 |
68点 |
68点 |
外来管理加算 |
-- |
-- |
-- |
院内トリアージ実施料 |
300点 |
-- |
-- |
二類感染症患者入院診療加算 |
-- |
-- |
250点 |
情報通信機器の運用に係る実費※ |
-- |
500円 |
500円 |
クリニックの収益 |
6,560円 |
3,320円 |
5,820円 |
※保険外併用療養費。徴収するには、あらかじめ患者さまへ通知・同意取得が必要
時限的緩和措置 再診算定イメージ(対象疾患 : 新型コロナウイルス)
項目 |
対面診療 |
時限的緩和措置(2021年8月16日以前) |
時限的緩和措置(2021年8月16日以後) |
再診料 |
73点 |
73点 |
73点 |
処方せん料 |
68点 |
68点 |
68点 |
外来管理加算 |
52点 |
-- |
-- |
院内トリアージ実施料 |
300点 |
-- |
-- |
二類感染症患者入院診療加算 |
-- |
-- |
250点 |
情報通信機器の運用に係る実費※ |
-- |
500円 |
500円 |
クリニックの収益 |
4,930円 |
1,910円 |
4,410円 |
※保険外併用療養費。徴収するには、あらかじめ患者さまへ通知・同意取得が必要
オンライン診療の時限的規制緩和に関する概要について
|
通常の規制内容 |
時限的緩和措置 |
初診対面 |
必要 |
不要 ※本来は対面であることが望ましい ※オンライン診療後、対面診療が必要となるケースもある
|
診療実施計画書 |
必要 |
オンライン診療料を取る場合は必要。ただし、電話等再診料を取る場合は不要
|
3ヶ月の受診歴 |
必要 |
不要 |
疾患の限定 |
あり |
なし ※ただし向き不向きがあることに留意すること
|
全診療における オンライン診療の割合 |
1割以下とすること |
割合の制限はなし |
処方可能日数 |
原則1ヶ月処方 |
過去の診療情報等参考情報が無い場合は、7日まで |
感染症流行下での、オンライン診療の活用事例
時限的緩和措置によって、活用できるケースが拡大したことにより、より患者さんの安心や利便性向上を目的とした活用例が増えています。
事例1
小児科
発熱症状のあるお子さん
活用方法
発熱症状のあるお子さんについては、まずはオンライン診療で問診と診察を行なった上で、必要な患者については来院やPCR検査の勧めなどを行う。
オンライン診療のメリット
対面診療の前に、トリアージができるのがメリット。風邪薬の処方が多いので、まず処方ができると親も安心するし、症状悪化が懸念される危ない患者は受診するように判断できる。電話と異なり視覚情報が得られるため、診察もスムーズ。
事例2
内科
新型コロナウイルス感染症で自宅療養中
活用方法
発熱症状でクリニックを受診したところ、検査の結果、新型コロナウイルス感染症と診断され、自宅療養となった患者。自宅での症状の変化のモニタリングをオンラインで実施。
オンライン診療のメリット
行政機関の窓口の逼迫度に影響を受けず、患者が安心してかかりつけ医の診療を受けながら自宅療養ができる。かかりつけ医が素早く症状の変化を把握し、他の医療機関と連携できる。